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緞通(だんつう)

段通(だんつう)について。段通(だんつう)の歴史や解説。手織り高級カーペット。

段通(だんつう)といえば、手織りの高級カーペットと連想されることが多いですが、ずばりそうでしょう。
歴史は古く、最も古い手織りカーペットです。その製法は、地経糸にパイルを結び、これを1本1本カットしながら織っていくものです。
地糸に綿糸や麻糸を使い、羊毛などの毛を結びつけて立毛にし、さらに各種の色糸を織り込んで模様をあらわしています。パイルの結び方には2つあり、1つはペルシャ緞通に代表される「センナ結び」、1つはトルコのヘルケシルク緞通に代表される「ギョルデス結び」があります。
基本的にはこの2つのいずれかで織られています。
ダンツウは通常、単位面積あたりのパイル数が多いほど手間がかかりますが、反面繊細な柄を作る事が出来あがります。構造が複雑な為、パイルの一方を引っ張っても結びが堅くなるだけで抜けない組織になっています。
また、製造技術に熟練を要することをはじめ、量産できないことや耐久性が大変優れていること、そして色や柄が繊細であること等で、あるいみ現在では美術工芸品的な意味合いをもっているといえるでしょう。