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カーペットとダニとアレルギー

カーペットとアレルギーについて。小児ぜんそくの話などの事例をもとに検証。

あなたはカーペットとダニの関係について、どうお考えですか?
カーペットを購入するにあたって、身内にアレルギー体質の人がいたり、またはアトピー性皮膚炎などになっている方がいた場合、非常に悩むかもしれません。
ここでは、その悩みを解決するべく、カーペットとダニとアレルギーの因果関係について調べてみました。
いきなり結論からですが、関係ありません。
じゃあカーペットにダニはいないの?というと、はじめはいません。しかし、カーペットにダニが発生しやすい事は確かです。だからといってその発生したダニが、各種アレルギー症状を引き起こす原因なのかというと、そうではないのです。

過去にこういう事例があります。

「小児ぜんそく」の話です。
小児ぜんそくアレルギーの主原因はダニであり、その原因がカーペットであると、テレビや新聞等のマスメディアで繰り返し報じられ世に知れ渡りました。ましてや、小児科医までもが患者宅からカーペットの撤去を推奨するような風潮になってしまったのです。

しかしこれらは、事実とは相反するものでした。

ダニをアレルゲン(アレルギーの原因物質)とする小児ぜんそく患者は、自らが使用する寝具からダニを吸引することによって、ぜんそくの発作を起こしていたという事が、兵庫県西宮市の研究調査によって明らかになったのです。全ての患者がそうと言う訳ではありません。じゅうたん等が原因の方もいらっしゃるかもしれません。しかし、全部がそうだったと思われていた過去の事実は、覆されたのです。

そうとは言っても、じゅうたんにダニが発生しやすいのも、これまた事実です。ですから決してメンテナンスを怠ってはなりません。

そのためには少なくとも3日に1回はゆっくりと、(1㎡あたり20秒程度)掃除機をかけることが必要です。